［大阪市西区Ｉ邸］壁面の仕上げ作業

前回のブログでは工事序盤の解体作業の様子をご覧いただきました。今回は、拡張されたリビング奥の壁面の施工風景をご紹介します。

 

リビングダイニングと洋室の仕切り板が撤去されて、ＬＤＫの空間がぐんと広がりました。もともと洋室だった写真中央の壁には、これからアクセントのウッドパネルと、オーダーメイドのテレビボードを設置する予定になっています。

 

ウッドパネルとテレビボードの取り付けが完了したと現場担当から連絡が入ったため、確認を訪れました。取り付けられたウッドパネルとテレビボードには汚れ防止のビニールが被せられ、既に左官屋さんがジョリパットと呼ばれる壁仕上げ材を施工している最中でした。

 

隅々まで丁寧に塗り上げていきます。ちなみに、ジョリパットは職人さんのコテを当てる強弱によってディティールが僅かに変化するため、プランナーと現場担当、そして職人さんがきちんとイメージを共有することが大切になります。事前の打ち合わせでは、上品でやわらかな凹凸を出してほしいと伝えていましたが、現場でも具合をきちんと確認して施工を進めていただきました。

 

施工後にアップの写真も撮影させてもらいました。こちらの意図をきちんと汲み取り、程よく波打つ凹凸に仕上げてもらって大満足です。右下に見えているウッドパネルの背面には、間接照明を仕込んでいるので、ライトを当てると壁面の表情が変わってさらに楽しめるかと思います。

 

さらに作業が進んで、予定されていた工事がほぼ完了しました。ジョリパットはカラーやパターンが豊富なので、お客さまと絞り込むのに苦労しましたが、少し濃いめのカラーを選んだことで空間を引き締める役割も果たしてくれています。

ウッドパネルの背面、折り上げ天井など、各所に仕込んだ間接照明も改めて点灯して撮影させていただきました。壁面のアクセントと間接照明だけでもワンランク上の空間演出が叶い、お客さまにご覧いただくのが楽しみです。

 

西宮工場に発注していたオーダーメイド家具も続々と納品され、お客さまの到着を待って家具をレイアウトしていく予定になっています。