どんなに素晴らしいリノベーション工事であっても、汚れ残しでお客さまを不安にさせてしまう
こんにちは、ツトムです。(ツトムさんの書いた記事一覧はこちら)
今回は1300回も検索表示されていた「美装」について執筆します。
リフォーム工事の仕上げ清掃を「美装工事」と呼び、クリーニング専門の職人さんを美装屋さんと呼ぶことが多く、ハウスクリーニングの他にもフロアコーティングやエアコン清掃なども行ってくれる強い味方です。
美装作業は下準備が要
新築マンションのリノベーションやリフォーム工事であっても、職人作業の終了日には、傷を保護する養生の上にリフォーム作業で出た木くずや粉塵の他にも、石膏ボードや木材の端材が落ちています。
業務用の強力な掃除機でしっかり吸引をおこなった後でも、床に手をつけば木くずや粉塵が手に付着するほど頑固に汚れが残ります。
リフォーム工事の現場を見たことがない方であれば、小麦粉を使った調理後エプロンが真っ白になるのをイメージいただければ伝わるかと思います。
養生を撤去する際に、粉塵が散乱してしまうと美装の作業時間が伸びてしまうため、慎重に作業を進めます。
業務用の掃除機でしっかり吸引をおこなった後、吸引しきれない粉塵は養生に付着させたまま舞い上がらないように封じ込めて産業廃棄物として処理します。
中央に向かって養生を慎重に四方から折りたたみ、粉塵が外に漏れ出さないよう封じ込めます。
粉塵が舞わないように注意しながら清掃準備を済ませるだけで、その後の美装作業がはかどり、結果的には1日作業で済ませられるなど費用面でもメリットがあります。
新築の美装はすべてが新品
当たり前のことですが、新築のリノベーション工事なので、周りにある壁・床などすべての建材が新品です。
髪の毛が落ちやすい場合にはヘアハット、夏場には汗が落ちないようタオルで巻くなど、掃除した側から汚さないよう工夫しながらゴミひとつ落ちない工夫は欠かせません。
美装作業は、リノベーション作業中の傷を保護する養生を撤去した状態での作業となるため、傷がつかないよういつも以上に緊張感を持って作業おこないます。
美装作業は最後の砦
どんなに素晴らしいリノベーション工事であっても、汚れ残しでお客さま印象が大きく変わり、工事そのものに問題は無くても、不安にさせてしまうことに繋がります。
不信感を発生させないよう、内覧時に見た時以上の美しさを目指して美装作業を行います。
リノベーション作業中には、木材を切断した木くずや塵が出るため、既存の収納棚も含めて角に粉が溜まっていないか注意深く清掃します。
その他にもボンド残りで汚れになっていないか、リフォーム工事の際に出る汚れも丁寧に拭き取ります。
そうこうしている内に、投げ込みヒーターのお湯が沸くため、空間全体の拭き掃除を進めながら工事残しや傷跡のチェックも合わせておこないます。
リノベーション工事中には発見できなかった細かな仕上がりの悪さも発見できるため、手間をかけておくことで引き渡し後の不満を軽減させることができます。
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洗練されたデザインと心で感じる美しさが共存する住まいへのリノベーションをお届けします。