[大阪市北区K邸⑤]タワーマンションリノベーション ガラス戸の吊り込み
新型コロナウイルスが少しずつ広がりを見せています。
大阪はもちろん、東京や神戸など、大都市のリノベーション工事を多く承っているリクリエイトでは、外出自粛要請などが出されると、非常に仕事がやりづらくなるので気になるところ。ですが、スタッフは移動の際、基本的に自動車を利用することが多いので、極力ドアツードアで移動し、大勢との接触を回避するように心掛けています。
以前はあまり目立たなかった、資材の欠品や納期の遅延などもここにきて多く発生しており、お客さま方には4月納品が間に合わず、たくさんのご迷惑をお掛けしております。誠に申し訳ございません。
お客さまのご負担にならないよう、できるだけ納期を短縮できるように頑張ってまいります!
さて、ここ連日たくさんのリノベーションプロジェクトが同時進行しており、ブログでどれをご紹介するかは非常に悩みどころ…。ですが、連日ご紹介している「大阪市北区K邸」において、かなり大掛かりなリノベーション工事が続いているので、そちらを先にご紹介します。
朝イチの現場に伺うと、すでに職人さんたちが各スペースで作業を進めてくださっていました。この日は、大工さんによる造作工事の他、エアコン業者によるカセット型エアコンの洗浄作業、タイル屋さんによるタイル貼り、そして、ガラス職人さんたちによるガラス壁(ガラス戸)の吊り込み作業が行われます。
ちょうど写真中央に青い縦のラインが走っていますね。この位置にガラス扉を設置するための金具が固定されています。
ガラス戸を挟んで固定する丁番を、サッシ屋さんが壁面に沿ってしっかりと取り付けていきます。
ここに取り付けられる一枚モノのガラス扉は、丁番の取り付け位置に合わせて切り欠き加工が施されています。そのため、丁番の位置も、ガラスの加工位置とぴったりとハマるようにしなければならず、特に慎重に行うべき作業です。
リビングダイニングの入り口には、ガラス職人の方々によって大判のガラスが慎重に運び込まれていました。
全てのガラスが運び込まれたら、早速ガラスの設置作業の開始!透明なので見えずらいですが、写真左側では既にガラスが移動していきます。
どこかにぶつけて、ガラスが欠けたり、キズ付いては大変なので、数人がかりで慎重に。
ガラス職人の必須アイテム「ガラス吸盤」も大活躍です。
まずは一枚を奥側からサッシにはめ込み、ゆっくりと指定の位置までスライド移動させていきます。ガラスをはめ込んだサッシの中には、ガラスを地面から守る緩衝材もあるので、ガラスの移動に合わせてゆっくりと緩衝材も移動させていきます。
次々と吊り込み作業が進み、あっという間にガラスの取り付け作業が完了しました。アパレルショップなどでよく見るガラス壁や扉が、こうして一般家庭に納まるのは何だか迫力がありますね。
ガラスの存在を印すマスキングテープを貼るのも忘れてはいけません。これがないとガラスがあることを忘れて、ぶつかってしまう作業員もいるのだとか。最後に、扉丁番の締め具合で、扉の開閉速度を微調整して、一旦やっと全員が肩を撫でおろしました。
午後からはコーキングなど、ガラス戸の仕上げ作業に取り掛かります。
ガラス扉の奥の壁面です。寝室からよく見えるような位置で、コンパクトなテレビが壁付けされる予定ですが、まだ手付かずの配線類がダラリと垂れていました。
ガラス職人さんたちによって、リビングダイニングにガラスの壁が取り付いている間に、玄関のシューズクロークの扉部分へのミラーの貼り付け作業も進んでいました。ミラーとガラスは、素材感が似ているのでどちらも同じ会社に発注できるところもありますが、今回は別々の職人さんを呼んで、各作業に集中してもらいました。
左側の壁面にキレイなミラーが施工されました。こちらもまだボンドが乾ききっていないので、マスキングテープで触れないようにバツ印がされています。