[大阪市西区S邸]建具の吊り込みと美装作業(完工)
昨年から続いている「大阪市西区S邸」の中古マンションリノベーションの現場紹介も本日で最後となります。
前回のブログ記事では、フローリングやタイルなど、仕上げ材の取り付け作業が続いていましたが、本日は建具の吊り込みについてご紹介します。
こちらは寝室に続く建具(扉)です。予定していたサイズでぴたりとはまって気持ちがいいですね。
キッチン背面のタイル施工部分に取り付けているスライドドアは、洗面所やトイレなどに続いています。
今回のSさま邸で使用した建具などは、リクリエイトの家具工場で製作して、塗装まで社内スタッフがオーナーであるSさまの好みを聞きながら、丁寧に仕上げました。
各部の仕上げ材に、程よいユーズド感とムラが出ています。こちらもクライアントであるSさまのご希望の通り。
水廻りの様子です。こちらはすべて既存の設備を撤去して、躯体壁に結露やカビが発生していないかチェック。その後、新しいものに入れ替えて一気に清潔感が増しました。
洗面脱衣所の床は、水に強いタイルの中でも特に可愛らしい模様のものをセレクト。カラーバリエーションもたくさんあったので、明るいカラーを選ぶこともできましたが、建具のブラウンやクロスの色味と相性の良いものを選びました。
洗面台には、シンプルながらぽってりとしたフォルムが可愛らしいボウルを。ミラーも丸いものを選んで、随所に遊び心をプラスしました。さり気ない遊び心は、きっと一日の疲れを癒すバスタイムを楽しく演出してくれるでしょう。
リビングダイニングキッチンの様子です。壁面には凹凸感のある漆喰を、配管などはホワイトでカラーリングしてあえて剥き出しの状態のままにしました。
住まい全体の色味には、カウンター下の壁面にグリーンを、ドアや小窓に暗すぎない絶妙なブラウンをレイアウト。何よりも、間接照明の灯りが散りばめられて、まるでカフェのような空間デザインに仕上がりました。
キッチンカウンターに取り付けたテーブルには、足場板のような使い古された雰囲気のあるものを。丁寧に塗装し、磨き上げることで艶が生まれ、より愛着が生まれるテーブルになりました。
カウンターにチェアを置けば、キッチンに立ちながら、大切な人と会話を楽しむことができます。
リビングダイニングの入り口には、こちらもSさまがこだわった照明のスイッチをずらりと。その横にはインターホン、さらに鍵や印鑑、季節に合わせた花やグリーンが飾れる小さなニッチを設けました。
最後に、床や棚など、住まい全体のクリーニングを行い、こだわりの中古マンションリノベーションの完成です。ご覧いただき、ありがとうございました。