[大阪市西区S邸]LGS下地の組み立てと床置作業(動画紹介)
大阪市西区S邸の中古マンションリノベーションの現場では、LGS下地を組む作業が進められています。
まだまだ空間全体を見通せる状態ですが、下地ができている部分は間仕切り壁になる予定箇所なので、少しずつ間取りが分かり始めています。新しいキッチンは、図面通りの設置場所に運ばれていましたが、まだ給排水の接続工事が完了していないので、持ち上げるだけで移動できる状態です。
玄関扉を開けた正面の下地には中央に四角い空間が。この部分にはおしゃれな小窓ができるようなので、完成が待ち遠しいです。
玄関土間を撮影した画像です。奥の玄関扉の前には正方形のコンクリートがありますが、ここが以前は土間として靴を脱ぎ履きしていたスペースになります。
玄関よりも室内のスペースを優先する場合はこのままの広さでも十分かもしれませんが、今回はSさまのご要望で玄関スペースをもっと拡張してゆったりとした空間にすることに。LGS下地は画像に映っている右側の位置までずらして設置し、以前は廊下だった部分も土間にするために解体。凹んだ部分は床レベルをあわせるための木枠がはめ込まれていました。
リビングダイニングの天井はコンクリートが剥き出しになっており、少しでも空間を広く見せるために天井高はこのままにする予定です。ただ、もう少しキレイに見せるためにホワイトカラーで塗装する予定になっています。
翌日は、置床作業が進んでいました。今回はコンクリート躯体に支持ボルトを等間隔に設置してその上に下地となる床板を設けていきます。いわゆる「二重床構造」です。
リノベーションやリフォームをする際、天井高を確保するためにコンクリート躯体に直接床仕上げ材を施工する「直床構造」を採用する場合もありますが、追加工事の際に給配管が通せなかったり、階下に音が響きやすい場合もあるので、物件の状態や構造によってデメリットがある場合も少なくありません。
Sさまに状況とご相談をしたところ、悩まれていたようなので将来的に追加工事をしようと思ったときのことまで考えて「二重床構造」をお勧めいたしました。
工事中の様子は、三脚を開いてスマホで撮影しています。実は今回の物件は、Sさまの許可を得て動画で撮影し、YouTubeに動画掲載させていただいております。
ご紹介した二重床構造の置床作業風景です。大工さんが床板を張っていますが、倍速表示なのでかなりスピード感のある動画になっています。他の作業風景も順次アップ予定ですので、ぜひご覧ください。