[大阪市西区S邸]スケルトン解体現場の状況確認
築39年の中古マンションのスケルトンリノベーションがはじまりました。
大阪市西区エリアの駅近物件なので、立地はかなり良いのですが、内装と水回りの老朽化が進んでいるようです。
現地確認させていただいた際に、リノベーションができるなら住んでみたいという方がいるとお聞きしたので、ヒアリングを行い、その方の好みの内装に工事をすることが決まりました。
以前は2LDKだった間取りですが、すべて一新するので、壁面や天井を解体し、床部分もすべて撤去していきます。
年季の入った壁板や天井板を剥がしていくと、長らく人目に触れていなかったコンクリート下地が顔を出しました。日当たりが若干悪い点がネックなので、内装のディティールにこだわって空間演出をしていきたいと思います。
玄関正面の部屋も壁面がなくなったことで、フルオープンに。水周りの設備はすべて新しいものに入れ替える予定なので、順次運び出しを行っていきます。
ちなみに写真中央のシンクは、新しく用意したもの。入居予定のお客さまから「最新設備でなくて良いので清潔感のあるものを」というリクリエイトをいただいたため、予算内のものをこちらで手配しました。
床板を剥がすことで、廊下との区切りに僅かな段差があったり、コンクリート下地のレベルにバラつきがあることが分かるかと思います。
建物が古いので、設計図こういった細かい部分の記載はなく、中古物件のリノベーションにはつきものですが、工事中に想定外の欠陥や問題が発生することも多くあります。
さらに解体工事が進み、ガランとした空間になりました。
間取りの変更プランに関してはある程度既に確定していますが、内装デザインは最終確認に入った段階です。
次回ご紹介するLGS下地の組み立て作業で、部屋の骨格が見えてくる予定なので、そちらもぜひご覧ください。