[東京都品川区W邸]造作工事とクロスの貼り換え
東京都品川区の新築マンションリノベーションが進んでいます。
前回の墨出し作業から、造作工事が進められており、本日はクロス職人による壁面のクロス張り替え作業をご紹介します。ちなみに「クロス」とは、壁や天井などに貼る内装材のことで、壁紙などとも呼ばれます。
こちらは前回の工事風景です。壁面はまだ全体的にマンション側が仕上げたホワイト色のままですが、Wさまとリクリエイトのプランナーが選定したクロスに貼り換えていきます。
プランでは、画像中央正面のキッチンスペースの壁面、右側のダイビングの壁面、対面にあるリビング壁面のクロスを変更する予定です。一体どのように変化するのでしょうか。早速見ていきましょう。
まずはキッチンスペースの壁面が様変わりしました。システムキッチンの背面には、リクリエイトのオーダーキッチンボード(食器棚)が後々取り付けられる予定です。一部の壁面がグレーになるだけで、かなり特別な空間になりますね。
一般的にキッチンスペースのクロス変更は、リビングダイニングを優先したり、油汚れなどを考えてこだわらない方も多いのですが、最近はアイランドキッチンが主流となったため、家族やゲストが寛ぐLDからキッチンがよく見えるようになり、キッチンスペースにもインテリア性を持たせたいと考えられる方が増えてきています。
さて、続いてこちらはダイビング側の壁面。こちらもキッチンスペースと同様のクロスが貼られました。ダウンライトが当たると、照明演出が加わってニュアンスにも変化が。クロスの色を変えるだけで、照明の印象も変わるなんて少しお得な気がしますね。
ダイニングの反対側の壁面も、既存のクロスをめくって、新しいクロスが貼られました。壁面からちょこちょこ出ている配線は、壁掛けテレビや照明用の電気配線です。ここで配線の出る位置が間違っていると、すべてが台無し。そう考えると、前回の記事の墨出し作業がいかに重要度かお分かりいただけるかと思います。
洗面所のチャイルドミラー部分はモザイクタイルに変更予定なので、既存のミラーをすべて取り外しました。
トイレスペースの様子です。以前のクロスは、建具のダークブラウンと相性の良いベージュ系でした。統一感は出ていましたが柄がなく無地だったため、少し味気ない印象に…。そこで華やかさと上品さのバランスが取れた柄に貼り換えて、ホテルライクな空間に変化させました。
トイレや寝室など、よりプライベートな場所はぜひ心地よさにこだわってほしい空間です。
予算には限りがあると思いますが、リビングダイニングや玄関など部分的に華々しく手を加えると、空間に強弱が生まれ偏りが出てしまう場合もあります。
今回のようにクロスに手を加えるだけでも、お住まいの内装デザインはバランスが整います。リクリエイトは、住まい全体がトータルにコーディネートされている方が、日々の暮らしに豊かさがプラスされると考えています。
トータルコーディネートをご希望のお客さまのご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
さて、最後に玄関部分の造作工事についてご紹介します。前回の墨出し作業で、実は玄関のニッチの下(棚下)の壁面を取り壊しておりました。
ここはもともとただの壁面で収納などもなかったのですが、Wさまからの要望で壁面を解体してコンパクトな収納を設けることに。マンションの構造によっては、このように部分的に壁面を壊しても収納スペースが確保できないケースもありますが、今回は図面での構造チェックや現調をした際に、少しであれば収納スペースが確保できそうだったので、プランに組み込むことにしました。
下地を整えて、クロスを貼れば、最初からそこにあったような収納スペースが生まれました。これから扉なども取り付けていきます。