デジタルモデルルームの紹介②:将来を見据えた可変的な住まい
現在、デジタルモデルルームで公開されている3つのプランの中で、子育て世帯に向けてプランニングされている「将来を見据えた可変的な住まい」。今回は、こちらのプランをご紹介させていただきます。
リノベーションをした後のリビングダイニングの様子です。真新しい建具や内装デザインからは、この物件が築30年を超えている中古マンションだとはとても思えません。
[リンベーション前の様子/俯瞰図]
[リノベーション後の様子/俯瞰図]
俯瞰図で見比べると、どの部分に手を加えたかが分かりやすいですね。以前は昔ながらの間取りでキッチン、ダイニング、洋室と個別に区切られていましたが、スケルトンリノベーションですべてを撤去してイチからプランニングしていきました。洋室(お子さまの個室)の壁面には、取り外したり動く仕掛けがある可動式の「吊り戸」を採用しています。
こちらが既存の物をすべて撤去して、スケルトンになった状態です。水回りの配線や天井のダクト、躯体壁などはそのままになっていますが、建物の構造上、取り壊しても問題ない部分はすべて解体しました。
もちろん、これはCGなので実際に解体したわけではありませんが、PCの中ではCGクリエイターが実際に中古マンションの平面図をもとに3Dパースを起こし、スケルトン状態にした上で、リノベーション工事に取り掛かっています。
[リノベーション前の様子/リビングダイニング]
[リノベーション後の様子/リビングダイニング]
ナチュラルカラーの面材やクロスを多用することで、住まい全体のテイストに統一感が生まれました。また、フローリングと天井には色味に変化を付けて、単調にならないように。木目の流れを揃えて、ダウンライトに変更することで、限られたマンション空間をスタイリッシュに演出しています。
[リノベーション前の様子/キッチン]
[リノベーション後の様子/キッチン]
水回りのレイアウトはそのままですが、リノベーションをすることで光の入り方に大きな変化が。以前よりぐっと明るくなったキッチンスペースに、家電や食器、食品ストックがたっぷり収まる収納庫をプラス。でき上った料理を並べるカウンターには窓を作り、ダイニングへと運べるようにしました。さらに、キッチンの奥に開口部を作ることで、洗面所への出入りもスムーズに。料理、洗濯と、家事動線を意識した間取りにこだわりました。
[リノベーション後の様子/洋室]
このリノベーションプランの最大の特徴は、こちらの可動式のスライドウォールです。天井にレールを敷くことで、暮らしに合わせて壁面(間取り)を変更でき、例えば、子供たちがまだ幼く個室が必要ない時には、オープンにしてリビングダイニングを拡張して使用したり、来客時にはゲストルームとして使用したり。
子供たちが成長したら個室にしてプライバシーを確保。夫婦二人の暮らしでは、仕切り壁を移動させてリビングダイニングを広げたり、ご夫婦それぞれの趣味の部屋にすることも可能です。
間仕切りとしての役割を持つ、収納と一体型のデスクはリクリエイトの造作家具。衣類や勉強道具をしっかり収納でき、天井部分を天井に付けないことで住まい全体の繋がりを感じさせます。
[リノベーション前の様子/洗面所]
[リノベーション後の様子/洗面所]
古くなった既存の洗面台を撤去して、新しく洗面化粧台を取り付けました。毎朝の身支度がスムーズにできるように、洗面ボウルは2台設置。足元に空間があるので、ヘルスメーターなどを置いたり、ロボット掃除機に掃除もしてもらえます。洗濯機の上には吊戸棚を固定して、細々した収納用品を目隠し。家事動線を考えて、右側の扉は廊下、左側はキッチンへと続いています。
[リノベーション前の様子/玄関]
[リノベーション後の様子/玄関]
玄関には、天井まで広がる大容量のシューズクローゼットをご用意。扉を開けると床面が一続きになっているので、スーツケースやベビーカー、ゴルフバッグなど、重さのあるものもスムーズに収納できます。家族分の靴や傘などをたっぷり収納でき、扉を閉めれば生活感を隠すことができるので、突然の来客の際にも安心です。
いかがでしたか? こちらのリノベーションは、デジタルモデルルームでもご紹介しています。before&afterの画像を気軽に比較したり、住居のスペック、製作した造作家具、パノラマビューをご覧いただけます。