[東大阪市M邸]古いクロスめくりと取り合い部分の打ち合わせ
東大阪市M邸の中古マンションリノベーションの様子をご紹介しています。
前回のブログで、軽天工事でLGS下地が剥き出しになっているところに、石膏ボードが張られていく様子をお伝えしました。ゴールデンウィーク中も現場では作業が進み、電気配線の仕込みや建具枠の取り付け、床フローリングの施工などが完了しています。
新しく張ったフローリングを傷つけないように、床面はすべて養生が施されています。
この日は、壁面仕上げのため、クロス職人さんが作業に入っており、LDKの古い壁紙をめくる作業が進められていました。床に散乱している白い紙は既存の壁面に貼られていた古いクロスで、すべてめくってからパテ処理に取り掛かる予定です。同じ空間に既存の壁面と新設した壁面が共存していますが、パテ処理とクロス貼りで違和感なく仕上がるのでご安心ください。
リビングダイニングに入って左手(東側)からキッチン側を撮影した写真です。中央の仕切り壁からは軽天工事の際に仕込んだ配線がいくつも顔を出しています。傾いたインターホンのパネルが、まるで首を傾げているようで可愛く見えますね。
インターホンの裏側(キッチンスペース)を覗くと、壁面仕上げの後に取り付ける予定の設備類がたくさん納品されていました。天井部分にはチラリと換気用ダクトが見えており、写真中央奥のコンロ設置部分に伸びています。
廊下部分の様子です。左側は2つの洋室と玄関へと続いており、右側はトイレと脱衣所に続いています。ちなみに右側に見えているスペースはトイレで、これから床や背面を整えた後にトイレ本体を取り付ける予定になっています。
リビングダイニングと、隣接する洋室(収納部屋)に続く開口部には、ダークブラウンの建具枠がキレイにはめ込まれていました。天井には、電気配線の際に開けられた穴が残っていますが、こちらもクロス屋さんによるパテ処理とクロス貼りでキレイに補修されていきます。
脱衣所では、洗面化粧台と洗濯機置き場の間仕切り壁の収まりについて、現場担当の岩田と打ち合わせを行いました。それぞれの仕上げ材が出会う取り合い部分をどのように収めるべきか、脱衣所に入ると必ず目に映る部分なので美しさ重視で考える必要があります。
洋室は、床のフローリングを新しく張り替えています。壁面は既存の物を活かすので、リビングダイニングと同様に古いクロスをすべてめくっていきます。床に積もったクロスが、まるで落ち葉のようです。
玄関は、既存のシューズラックが撤去されたスペースに、西宮工場で製作予定のオーダー家具が設置されることになっています。青色のテープは家具の配置を記しており、奥側に設置するラックには傘や靴ベラが収納できるように高さを出しています。住まいの顔となる玄関部分は、特に様変わりする予定になっています。