住まいのリノベーションと
オーダーメイド家具製作

株式会社Re-create

[大阪府豊中市K邸]西宮工場にて製作中のオーダー家具

家具製作を担当しているリクリエイト西宮工場では、日々、お客さまのためにたくさんのオーダー家具を生み出しています。

本日は大阪府豊中市Kさま邸の家具オーダーを製作する様子をご紹介します。

 

西宮工場に到着して、一番に目に入ったのは製作中のテレビボードの一部でした。

 

すっかり形ができ上っていましたが、これはまだまだ途中段階。すべての棚に引き出しをはめ、左側面には60インチのテレビを乗せるローボードを造作して取り付けます。

 

棚部分をアップで撮ると少し荒々しいところが目立ちますが、これから職人が丁寧にヤスリをかけて、切り粉などはエアーガンで吹き飛ばしてキレイにしていくのでご安心ください。

 

見た目が美しいことも大切ですが、お客さまが触れたときなど、ケガの原因にならないように丁寧に滑らかに整えていきます。

ちなみに職人が手にしている紙ヤスリですが…。

このように手のひらサイズにカットして、キレイな端材に巻き付けて使用していました。ただ手で持って作業するより、安定するので仕上がりも美しくなるようです。

 

こちらが切り粉などを吹き飛ばすエアガンです。中央部分の金具を押すと先端のノズルから空気が噴出します。

 

続いて先ほどの家具の左側面に配置する、テレビボードの製作に移ります。今日は天板です。

梯子状に組まれた芯材の内部に、強度を増すための厚紙をはめ込み、上下を薄い合板を挟んで接着していきます。職人がローラーで塗っているのは、内装工事や木工家具の製作に使用される専用の接着剤です。

 

写真に写っている穴がたくさん開いた厚紙は、フラッシュ合板の内部に詰めて強度を増すハニカム構造の厚紙となります。

 

芯材を挟んだところで、さらにしっかりと接着するためにプレス機で圧着します。季節によって、接着剤の乾き具合が違うのでプレス機に挟む時間は変わるようですが、この日は1時間程プレスするとのことでした。

テレビボードの天板を作るだけで、これだけの作業工程があるので、一つの家具を仕上げるのにどれほどの工程が必要なのか…。想像すると少し途方もない気がしますが、家具職人に掛かれば数日で済んでしまうのですから本当にすごいものです。

 

西宮工場の様子は、定期的にお伝えしようと思いますのでお楽しみに。