住まいのリノベーションと
オーダーメイド家具製作

株式会社Re-create

[大阪市西区O邸]下地造作工事の進捗

予定していた解体工事が進み、現場では木製壁下地の立ち上がりと、床下地の造作工事がはじまっています。

 

リビングダイニングと和室を仕切っていた壁を解体したところ、それぞれの壁の厚みに違いがあったため、和室側の壁の厚みにあわせてリビングダイニングの壁をふかすことになりました。まずは下地を組んで壁を整えていきます。

 

同時並行で床の下地作業も進めていきます。中央の板が置かれているスペースはもともと和室だった部分で、以前は畳が敷かれていました。周辺のフローリング部分と見比べると僅かに段差ができているので、まずは段差を解消するためにカットした板を等間隔に配置していきます。

 

その上からべニア板を張って固定しました。これで周囲のフローリングとの段差がなくなりフラットな空間になりました。

 

広くなったスペースに、大工さんが軽作業用のデスクを組み立てていました。これで今後発生する細々した作業が効率よくこなせるようになります。

 

今回、間取り(レイアウト)は大きく変更していませんが、トイレやクローゼットの空間を広げる目的で廊下側に突き出ていた壁面をすべてフラットにするために、凹凸のある壁をすべて解体して、新しい壁を造作していきます。

下地がどんどん立ち上がることで、フルオープンだった空間が徐々にそれぞれの空間へと区切られていきます。玄関サイドの吊戸棚に隠されていた分電盤(電気ブレーカー)は、今は露になっていますが同じ壁面に位置をずらして再設置される予定です。

 

和室部分の天井高はリビングダイニングと比べると大分低くなっていたので、バランスを見ながら整えていきます。

 

さらに作業が進んで下組みが複雑に入り乱れてきました。中央のトイレがまるで目印のようで、トイレの向きを見るだけで、右側が2つの洋室方面へ、左側がリビングダイニングへと続いていることが分かります。

 

下地を組んだ後から大工さんが順番にボードを張っていきます。

 

天井の下地枠は現場で計測して組み上げていきます。中古マンションなどでは、解体してみると想定外なことが起こることもあり予定していた作業ができない…といったケースも多いのですが、リクリエイトにいつも協力していただいている大工さんや職人さんは臨機応変に対応していただけるのでとても頼もしいです。

 

現場で組み上がった枠が天井に固定されて、リビングダイニングからキッチンまで一直線に美しく伸びています。配線や照明器具の仕込みで下地も複雑になることがありますので、現場では施工管理がしっかりと指示出しを行っていました。

 

数日後に現場に向かうと、リビングダイニングの天井や廊下側の壁面にも順番にボード張りが進んでいました。オープンだったトイレにもちゃんと仕切り壁ができています。

 

キッチンと浴室の現在の様子です。システムキッチンとユニットバスは新しいものに取り替える予定ですが、移設の予定はないので天井裏や床下のダクトや配線には手を加えていません。