住まいのリノベーションと
オーダーメイド家具製作

株式会社Re-create

[家具職人便り] 機械メンテナンスに使用するツール

こんにちは、リクリエイトの家具職です。(リクリエイト家具職人さんの書いた記事一覧はこちら)

 

前回、横切り機械の紹介をさせていただいた最後に、次はメンテナンスの話と書きましたが、ちょっとやめて、機械メンテナンスに使用するツールの紹介をさせていただきます。

 

何のツールかと言いますと、グリースガンです。
これは何をする道具かと言いますと、グリースを圧入するものです。

 

機械の可動部分にはピローブロック(回転軸受け)や、リニアブッシュ(直動軸受け)が使われており、そこにグリースを定期的に入れなければなりません。

 

家具職人が使うツールイメージ

この矢印の部分が軸受です。この中にグリースを入れます。

 

家具職人が使うツールイメージ

この矢印の部分からグリースを入れます。

 

グリースガンが無かったら、どの様にしてグリースを入れるのでしょうか。

家具職人が使うツールイメージ

この蓋の中にグリースを詰めて

 

家具職人が使うツールイメージ

 

蓋をねじ込みます。ネジを締め込む事により、グリースが圧入されるのです。

これが大変で、一回に入れられるグリースの量が少なく、ねじ込むのも時間がかかるのです。
若い頃働いていた工場でやらされましたが、すぐにグリースガンを買ってくれと頼みました。

その時も、この様なタイプのグリースガンを買ってもらったのです。リクリエイトで前に使っていたものです。

 

家具職人が使うツールイメージ

家具職人が使うツールイメージ

 

胴の部分にグリースを入れて、ハンドルをカクカクするとグリースが先端から出てくるのです。

 

家具職人が使うツールイメージ

 

このグリースガンは、中にグリースを入れるのが大変なのです。

 

家具職人が使うツールイメージ

家具職人が使うツールイメージ

 

 

ネバネバのグリースをこの中に入れます。
木の棒でつついて入れます。
途中で空気を噛んでしまい、なかなか上手く入りません。
手もベトベトになります。

 

私がリクリエイトに入った時にはこのグリースガンを使用していたのですが、社長にお願いして新しいグリースガンを買ってもらったのです。

 

それがこれです。

 

家具職人が使うツールイメージ

 

このグリースガンは、グリースのチューブがそのまま使えるのです。

 

家具職人が使うツールイメージ

 

チューブをそのままセットします。

 

家具職人が使うツールイメージ

家具職人が使うツールイメージ

家具職人が使うツールイメージ

 

 

これですと、中にグリースを入れる手間も無く大変に便利です。

グリースがなくなるとこんな感じです。
グリースのチューブは蛇腹になっていますから、ぺたんこです。

 

家具職人が使うツールイメージ

家具職人が使うツールイメージ

 

説明書きは、こんな感じです。コーナンで買いました。

 

説明書

 

大きさは前のものと比べるとだいぶ大きくなります。

 

家具職人が使うツールイメージ

 

これは手動ですが、電動のものや、エアーで動くものもあるようです。
木工機械には、そこまで必要無いので、使った事はありません。

 

いかがでしょうか、皆様も機械にグリースを入れる際には参考にしてください。