[大阪市天王寺区K邸]オーダー家具の取り付け
先日のブログでご紹介した大阪市天王寺区K邸のオーダーメイド家具の納品日となりました。
玄関ホールに西宮工場から続々と家具が運び込まれてきました。もともと広い空間ではありますが壁面にミラーが施工されているので、たくさんの家具が運び込んでも圧迫感を感じません。設置場所は3階フロアなので、ここから慎重に家具を移動させます。
ちょうどオーナーさまもいらっしゃったのでご挨拶を済ませて、取り付け作業の進捗状況を確認していきます。リネン室(WIC)では既に家具職人による収納棚の取り付け作業が進んでいました。
大容量収納用のたくさんの小引き出しもすべて3階に運び込まれていました。黄色いマスキングテープには、どれがどこの引き出しなのかすべて記してあります。
これは引き出しのサイズに細かい違いがあるので、取り付けの際に間違いが起きないようにするためです。
前回のブログで掲載した図面には記載されていますが、小引き出しの上段3段よりも下段2段の方が45㎜深く設計されており、両端の縦の引き出しより中央2列の引き出しの方が20㎜幅を広く取っています。引き出しの設置違いで作業が遅れたり、汚れやキズができる可能性もあるので、事前準備はキチンと整えておくことが大切ですね。
寝室の壁面にはテレビを壁掛けする予定でしたので、現場に伝えていた高さを念のため確認しました。結果的にベッドの上から視聴することも考慮して、予定より少し位置を高くすることに。その場でオーナーさまにも承諾をいただいております。
別の現場での打ち合わせを終えて再びKさま邸の現場に戻ってくると、先ほど指示した位置にテレビが取り付けられていました。
午前中に片面の設置が進められていたリネン室(WIC)の大容量収納もキレイに収まっています。あとは、それぞれの引き出しと左側上段の扉、オープン部の棚板を取り付けるだけになっていました。
CGパースでは手前に洗濯パンがあることをお伝えしていましたが、現場の洗濯パンの上には衣類乾燥機が。これには、同行していた女性スタッフが家事効率の良さに感激していました。天候を気にせず干せるサンルーム、急いで乾かさなければならない衣類にもすぐに対応できる設備。忙しい主婦&主夫の強い味方ですね。
脱衣所では、吊戸棚の設置作業が進んでいました。こちらも無事に本体の取り付けが終わって、扉を取り付けるのみです。
リビングダイニングではPCデスクの設置が終わり、天板の周囲にコーキングを充填して隙間を埋める作業が進められていました。小さな部分なので大丈夫かとは思いますが、コーキングは完全に乾くまで少し時間が掛かるので注意が必要です。
引き出しを取り付けて完成となります。CGパースでは色味を何パターンもご提案させていただきましたが、周囲の壁面と同系色のホワイトにすることで、違和感なく空間に溶け込みました。
脱衣所の吊戸棚も設置完了です。扉の表面をご覧いただくと、隣り合う扉の木目がキレイに繋がっているのがお分かりいただけると思います。細かい箇所ですが、美しい木目の流れを活かして仕上げる、熟練の家具職人の技が光るところです。
すっかり暗くなってしまいましたが、リネン庫(WIC)を覗くと引き出しと扉、オープン部の棚板の取り付け作業が完了していました。引き出しの黒い部分はガラス仕様となっており、中身を程よく目隠ししてくれます。どうしても生活感が出てしまう空間ですので、木目が引き立つ上品な色味に加えて、「隠す」「見せる」のメリハリをつけることで、デザイン性と機能性を両立させました。
お子さま用の学習デスクは、別日に納品させていただく予定となっています。