憧れのライフスタイルに近づくキッチンリノベ
こんにちは、ツトムです。(ツトムさんの書いた記事一覧はこちら)
リノベーションのご要望で、キッチンのプラン変更に関する話題がよく出てきます。
キッチンの向きや配置を変えると、リノベーション後に家族とのかかわり方や、日常の時間の過ごし方までもが変わりました、というお話を聞くことがあり、キッチンの配置は大事だなと実感しています。
今回は、マンションリノベーションで、キッチンのプラン変更をしたケースについて注目してみたいと思います。
調理も食事も楽しく! キッチンの配置を考える
お施主様のご要望にお応えして、新築でありながら、キッチンをプラン変更した例があります。
現在、YouTubeで公開中ですが、場所は窓から大阪城が眺められるような、眺望のよいタワーマンション。
もともとキッチンは壁付けのプランでしたが、それでは調理中に窓の景色を見ることができません。
お客様はそれを残念に思い、キッチンからも眺望の楽しめる配置にしたいとのご希望でした。
カウンターのある対面タイプのキッチンにしたら、ダイニング側にいる妻(夫)と会話をしつつ、料理の下ごしらえをし、フライパンをふるうような風景が生まれます。
できたての料理をカウンターへ運び、一緒にワインを楽しむ午後の時間。素敵ですよね。
壁付キッチンから対面型のキッチンに変更したことで、食事の時間がより豊かになったのではないかと想像しますが、いかがでしょうか。
お部屋で過ごすどの時間も有意義に過ごしたい、というお客様の想いが形になったようなリノベーション。
ゆっくり料理をする日も、パパっと料理をする日も、せっかくなら、その時間が満足のいくものになるといいですね。
公開中の動画では、外の眺望も素晴らしいですが、一体となった広いLDK、こだわって選んだイタリア漆喰の室内、完璧な配置のソファーと、圧巻のインテリアが見られます。
お気に入りの室内を見渡しながら、キッチンに立つのも、また気持ちが明るくなりそうです。
存在感のあるキッチンを空間の中心に
LDKが一体となった広い空間に、ひときわ存在感のあるキッチンを設置するケースも、近頃人気のリノベーションです。
キッチンが空間の真ん中にあることで、料理や食事時間を楽しむ暮らしの風景が想像できます。
例えば、写真の施工事例のように、クローズドキッチンをアイランドキッチンにすれば、朝の忙しい時間も、工夫次第で余裕が生まれるかもしれません。
家族がそれぞれ自分の好きな朝食を準備していても、お互いに行き来しやすく、朝の短い時間に会話も弾むようなキッチン・ダイニング。
夫がコーヒーを淹れ、トースターにパンをセットする間に、妻がお弁当箱にいろいろと詰めている。
子供が朝食のサラダを食べようと、フォークや箸、ドレッシングを自分で取りに来る。
キッチンで料理をしながら、リビングが見渡せることも、子供が小さい間は安心感があります。
ぐるりと回遊できる配置にして、食べ終わったお皿を運んでもらう。自然とお手伝いの流れができそうです。
キッチンから子供に学校へ行く準備を促したり、帰宅後の様子を見られたり、目を配ることもできます。
また、お友達を呼んで食事をする時、どうしても準備したり片づけたりと、席を立つことがありますが、一体感のあるダイニングキッチンなら、会話を不自然に途切れることなくお友達との時間も楽しめます。
楽しそうなダイニングキッチンの風景は、いつもの日常時間こそが、大切でかけがえのないものだということを思い出させてくれます。
クローズドキッチンからオープンキッチンへ
マンションのキッチンといえば、対面になっていても、ほとんど壁に囲まれた空間だったり、リビングから奥まったところにあったりと、省スペースに収まっているケースがよくみられます。
しかし、ここ十数年くらいの間に、暮らしはずいぶん変わり、キッチンの各設備機器なども変化してきました。
リノベーションに際して、家具のようにおしゃれなキッチンなど、個性的なキッチンにしたいとのご要望も多いですね。
この頃では、キッチン本体が、家の主役のように、大きく飛び出しているプランをよく見かけるようになりました。
ライフスタイルの多様化にあわせて、キッチン本体が目立つ場所に置かれるようになり、広いカウンター、スタイリッシュな収納家具など、キッチンのスタイルも大きく変わっています。
お洒落なキッチンで、家で本格的にコーヒーを楽しんだり、食事を楽しむライフスタイルそのものに魅力を感じ、憧れを持つ人も増えてきたのではないでしょうか。
インテリアを考える時も、より広い空間を意識して、全体的に統一感のあるインテリアにするといいのですが、キッチンから、リノベーションやインテリアのスタイルを考えてもおかしくないと思います。
オープンキッチンにはメリットがたくさんありますが、収納については注意が必要です。
キッチンには調理道具、お皿、食材、掃除道具など、さまざまなものが周りに集まり、いつの間にか物がふえてしまうことがあります。
アットホームなプランでも、日常の生活感は隠したい。そのために、収納計画をあらかじめ考えておくと、スッキリした暮らしを維持できます。
オーダー家具で必要な物にあわせた背面の収納家具を作る、パントリースペースを作る、あるいはダイニング側に収納家具を造作するなど、インテリアにも統一感がでるような収納があれば、生活するには便利ですね。
目立つ位置にあるキッチンだからこそ、スマートな収納スペースがあれば、ゲストをお招きする場合でも安心です。
キッチンダイニングで変わる家族の時間
時間短縮や、効率の良い動線、おもてなしの期待に応えるなど、キッチンへの要求レベルは、ますます高まってきていると感じています。
キッチンリノベでお聞きするのは、家族のかかわり方が変わった、夫婦で向き合う時間が増えたというお話や、明るく便利になった空間で、これまで以上に楽しい時間を過ごされているというお話です。
キッチンやダイニングの周りを考えることは、効率や品質を求めるだけではなく、人と人との関りあう時間を、より豊かに心地よく過ごすことにつながっています。
普段は仕事のために忙しくても、休日など時間のある時は、家で本格的な料理に挑戦し、友人を招いて賑やかな時間を過ごすなど、メリハリの効いた暮らし方には憧れますね。
記念日には、みんなでお菓子作りをしたり、最新のオーブンや食洗機を上手く使いながら、それほど手間をかけずにおもてなしの料理を作ったり。
キッチンを中心にしたリノベーションは、家族との会話や、団らんといった日常の暮らしが、より充実した時間となり、また憧れのスタイルに変わるようなお手伝いだと感じています。
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