[家具職人便り] 機械メンテナンスに使用するツール~ベアリングの交換作業~
こんにちは、家具職人のヒロです。
(リクリエイト家具職人ヒロさんの書いた記事一覧はこちら)
前回、横切り機械のグリースUPの話をさせていただきました。
今回は、同じ横切り機械のベアリングの交換作業の紹介をさせていただきます。
交換するベアリングはテーブルを前後に移動させる際に機能しているベアリングです。
これは、おおよそ3年~5年くらいでダメになるのです。ダメになりますと、テーブルの移動が大変に重く、しんどくなります。
先ず、テーブルを外します。
これは乗っかっているだけなので、持ち上げれば取れます。ただし重いです。一人では無理です。
テーブルを外してひっくり返しています。
アルミ削りだしの糸巻きみたいな部品の中にベアリングが入っています。
この部品がレールの上を転がります。
ベアリングを外します。
新しいベアリングを用意します。
ベアリングには色々な大きさがあって、品番で大きさが決まってきます。
間違えない様に購入しないとなりません。
ここに使われているベアリングは大きいです。
ベアリングを慎重にたたき込みます。
曲がってしまうと入りません。全体を均等に入れないとならないのです。
木をあてて『あてうち』します。
ベアリングを新しい物に交換し、テーブルを乗せます。
カネ(90°)が狂っていないか確認します。
板を2枚重ねて切ります。
切り口がピッタリ合うか確認します。
合わない場合『糸巻き』みたいな部品を左右に調整して合わせます。
いかがでしょうか。参考になりましたか。