金物屋さんとの勉強会
11月に入社したスタッフKさんのために、社内で時々勉強会を実施しております。今回は、普段リクリエイトと懇意にしている金物屋「富重商店」の営業スタッフの方にお願いして、取り扱っている金具についてレクチャーしていただきました。
金物と一言で言ってもその種類は千差万別ですが、家具製作で必要になるものとなると「取っ手」「蝶番」「ビス(ネジ)」「レール」とある程度絞り込まれます。もちろんその中にもさまざまな種類があるので、限られた時間ですべてを説明していただくのはとても難しいのですが、せっかくなので、リクリエイトでよく発注する基本的な金具や、最近の主流などをヒアリングさせていただきました。
まずは「蝶番」について。商品サンプルを並べて一つひとつ触りながら説明してくださいました。写真中央に並べられたスライド蝶番は、素人目にはすべて同じ品番に見えますが、すべて微妙に仕様が違い、慣れている営業スタッフさんでもパッと見てすぐに品番を判断するのは簡単ではそうです。
リクリエイトの打ち合わせブースには、お打ち合わせでご来社いただいたお客さまにご覧いただけるように、西宮工場で製作したサンプルの家具が配置されています。そちらに取り付けられている蝶番もどのように違いがあるのか説明してくださいました。
言葉だけでは難しいところは図を描いて丁寧に。レクチャーを受けているKさんも真剣です。
続いては、ネジ(ビス)について。小さくて種類も豊富ですが、それぞれ違いがあり、用途も異なるため初めて聞く方は疑問符だらけになりそうなお話でした。こちらは実際に家具製作でどのように使用するのか、家具職人に直接聞いてみるのも面白そうです。
最後にテーブルに並んだのはたくさんの「レール」たち。説明しやすいものをいくつか持ってきていただきました。レールを選ぶ際の向き不向き、動きの良さ、価格面、大手家具量販店で使っているレールについてなど。
ちなみに、家具の引き戸、開き戸ともに、最近はゆっくりと閉まるソフトクロージング機能付きのものが主流だと仰っていました。
一つひとつは小さなものですが、金物がなければ家具は完成しないので、まさに縁の下の力持ちのような存在。金物の奥深さにひたすら感心する勉強会になりました。