景色が主役!大胆な間取りで開放感ある空間を考える
こんにちは、ツトムです。(ツトムさんの書いた記事一覧はこちら)
皆さんは中古マンションを購入する際どの部分を優先していますか?
キッチンが広いのがよかったり、駅近の物件や海が近いなど立地が気に入って購入したりと様々だと思います。
その中で今回は、高層階の大きな窓から見える景色を主役にしたリフォームを考えてみます。
空間に入った瞬間から眺望を楽しみたい
せっかく素晴らしい景色が見える家を買ったのだから、玄関に入った瞬間から景色が見えたら最高ですよね!
また、お客さんやお友達が来た際もインパクトがあり、楽しませることができます。
ところが、プライバシー保護のため、一般的に玄関からはリビングが見えないようになっており、 廊下までは閉鎖的な空間になっていることが多いのが現実です。
ですが、中古物件の良いところは自分達の好きなように間取りを変えたりインテリアを変えられるところです!
例えば、廊下の幅を広くしたり、玄関とリビングを仕切る扉を全面ガラス貼りにすることで、 入ってきた瞬間から、開放的な空間で奥には景色が見えるようにすることもできますよね。
さらにシューズクローゼットを壁付けにし底を浮かせることで、下にライン照明を設置することができ、スッキリ見せることは勿論、まるでラグジュアリーな雰囲気になり、ホテルにきたような非日常感を得ることができます。
このように、眺望のために玄関をリフォームする方法は、常識に囚われることなく、自由自在に無限大に考えられます。
では、景色と直結するリビングはどのようにリフォームすれば良いのでしょうか。
大胆な間取りで開放的な空間で景色を楽しむ
折角玄関から景色が見えるようにリフォームしても、リビングがごちゃごちゃしていたら勿体無いですよね。
具体的に考えると、例えば元々居間やキッチンなど間仕切りされていた壁を全て取り壊し、オープンキッチンの広いリビングにすることで、景色を広々とした空間で楽しめたり、玄関のシューズクローゼット同様、造作什器を壁付けにして底を床から浮かせることで、スッキリとした無駄のない空間になり、景色の邪魔にならなくすることができます。
また、照明を什器下にライン照明を入れたり、調色できる照明にすることで夜景を楽しみたい時は、灯りをしぼったりなどシーンによって空間を変えて景色を満喫することもできますよね。
このようにリビングは、いかに景色に集中できる空間であるかが重要です。
間取りはリフォームで広々スッキリ作り替えるとして、全体的なインテリアの色相が様々な色を使って、まとまりがないと四季によって表情が変わる景色に集中することができないですよね。
では具体的にどのように色をまとめたら良いのでしょうか。
白を基調にしたインテリアにして絶景と素材を楽しむ
ずばり、彩度が低い色で統一することです。
具体的には白やグレーが良いですが、白をメインカラーにすることで、清潔感もあり、全体的に空間が明るい雰囲気になるのでオススメです。
しかし、やみくもに白で統一させても無機質な空間になってしまったり、強弱がなく全体的にぼんやりした印象になってしまいます。
そんな時は、素材で表情をかえるのが良いかと思います。
例えば、床を人工大理石にしたり、壁に縦のリブ仕様の建材や、左官などといった凹凸がある素材にすることで、スポットライトなどで灯りがあたる箇所を変えると陰影が出て、白色の空間でも表情が変わり空間に立体感がでます。
さらにライトグレー色のような白より明度が低い色を空間のアクセントカラーに取り入れることで、空間にグラデーションが生まれ、全体的に動きを出すことができ、景色の邪魔にもならない空間に仕上がります。
移りゆく街並みや景色と共に過ごしていく贅沢な空間
様々な具体的な例を出して景色を中心とした空間づくりを考えてきましたが、部屋の中だけを快適にするだけではなく、建物の立地や高さを利用して、景色から内装を考えることで、その空間でしか味わえない至高な空間が出来上がります。
また、それによって日常も快適なものになるのではないでしょうか。
「景色もインテリアの一つとして考える」とその場所でしか作り出せれない空間が出来上がり、昼間は窓から見える緑や、空の色、夜になると街灯やビルの光だったり、季節によって表情が変わる街を眺めながら、景色と共に時を過ごす開放感のある空間をリフォームをする際は作ってみてはいかがでしょうか?
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