コンパクトな住まいで好きを詰め込んでも、インテリアが重くならない方法とは
こんにちは、ツトムです。(ツトムさんの書いた記事一覧はこちら)
YouTubeなどのソーシャルメディアやinstagramなどのSNSでリノベーションの事例やDIY動画などを見ていると、様々な魅力的な建材が沢山あり、全部使いたくなってきますよね。
ですが都内は特にコンパクトな住まいが多く、なるべく広く見せたり、シンプルな住まいにしたい人が多いかと思います。
今回はその限られた空間で好きなものを詰め込んだ時に、圧迫感を感じないインテリアについてお伝えします。
シンプルな空間にしたいけど様々な好きを詰め込みたい
昨今、DIYやリノベーションが流行っているので、インテリア用の建材の種類も増え、様々なデザインや素材の材料が選べるようになりました。
例えば壁にしても、ブリックタイルを貼りたい、ずっと憧れていたデザイナーの柄や、自分の好きな色のクロスを貼りたいなどありますよね。
けれどいざそれらを、コンパクトな物件で取り入れたいとなると、インテリアが重たくまとまりのない空間になってしまいます。
ですが、例えばブリックは色を白色にして狭い空間でも圧迫感が出ないようにしたり、柄物や色物のクロスは一面だけにしてアクセントな壁として取り入れたりすれば、好きなマテリアルを全て取り入れながらも、メリハリのあるスッキリとしたシンプルな空間に仕上がるのではないでしょうか?
このように、まずは取り入れたいマテリアルを決めたら、空間全体を俯瞰し引き算をしながら空間を考えていくとごちゃごちゃせず、自分らしい特別な空間になります。
取り入れたいマテリアルが似たり寄ったりになってしまったら
また、天井と壁を珪藻土、床がモルタルでキッチンカウンターを左官仕上げにしたい時、取り入れたい素材が似たようなもので重なってしまった時は、天井は明るい色にして床を暗い色にする。
明度を【明】天井→壁→床【暗】にすることで、空間全体がスッキリして見えるようになるなど、少しのインテリアのコツを押さえておくことで、ずっと使いたかった憧れのマテリアルを、諦めることなく全て取り入れることができます。
では、シンプルなマテリアルの納め方はわかったけど、狭い空間をより広く見せたい場合はそうしたら良いのでしょうか?
狭い空間をスッキリ見せるためには
坪数が少ない住まいをリノベーションする場合、なるべく空間を広く見せたいですよね。
そのためには、明度だけ変えて、色に統一感を出すのが効果的です。
例えば、天井を白に近いグレー、壁を少し青を取り入れたグレーにして、床はダークグレーにするなど・・。
色のグラデーションを少し意識することで、スッキリしたおしゃれな空間になります。
その時に、全体的に暗い色ではなく、明るい色にしたほうがより、広く見せることができます。
また、奥行きを出すためにうまくミラーを使用するのも良いですよね。
例えば、オーク突板貼りの壁に縦ばりでミラーを貼ることで、ミラーの奥まで部屋が続いているような錯覚効果が使えます。
また、ペンダント照明も並列させるのではなく、高さや大きさを変えて配置することで、空間に動きを出すなど、視覚もうまく使うことで狭い空間でも十分スッキリとした空間に見せることができます。
その中で、先程お話しした、好きなマテリアルを取り入れても良いですよね。
素材の性質と色に注意してコンパクトな空間を作り上げ
上記で話していたことは、あくまで空間をスッキリまとめたい場合なので、自分の好きなように楽しんで空間をカスタマイズすることが一番大切だと思っています。
その中でもシンプルな空間に仕上げたい場合は、色に注意したり、そのマテリアルがもつ素材の性質(照明の当たった時の影の見え方)や、ミラーや縦張りした木材で奥行きを出したりなど、全体的なまとまりを注意しながら空間を作ることで、シンプルかつスマートな空間になります。
選べるマテリアルや方法がある現在だからこそ、自分の理想に近い空間を思う存分作ってみるのはいかがでしょうか。
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