住まいのリノベーションと
オーダーメイド家具製作

株式会社Re-create

大阪府豊中市I邸|オーダー家具|空間デザインを意識したカップボードとカウンター収納棚

DETAILS施工詳細データ

場所 大阪府豊中市
マンション名 シティテラス千里桃山台
施工箇所 キッチン、リビングダイニング
造作家具 カップボード、カウンター収納棚
施工金額 540.000(税別)
カテゴリー オーダー家具

大阪府豊中市に新しく住まいをご購入されたIさま。キッチンスペースに使い勝手の良いカップボードをオーダーメイドで製作したいと、リクリエイトにご相談くださいました。

お打ち合わせの段階では、まだ住まいが完成していないため、平面図(間取り図)をベースに内容を詰めていきました。しかし、実際に現場(完成したお住まい)を確認すると、平面図で予測していた採寸と大分異なる部分が出てきたのです。

Iさまの場合、キッチンの出っ張っている壁面が平面図よりも奥行があったため、予定していた家具を設置すると通路が狭くなる事態に。そこで、急遽その場でお打ち合わせをさせていただき、設置位置を変更する流れになりました。キッチンカウンターの下に設置することもできたのですが、使い勝手を考えると、ダイニングスペースへ設置した方が良さそうだったので、PS(パイプスペース)の奥行と揃えて進めることになりました。

キッチンスペースに納品したカップボードも、デザインにこだわりがあるのでご紹介します。こちらは当初、システムキッチンと同じ、横木目の鏡面仕上げで進める予定でした。鏡面仕上げの扉はツルツルとして高級感があり、汚れもふき取りやすいので人気があります。しかし、反面、指紋が目立つというデメリットも。

キッチンだけでなく、ダイニングからも設置予定場所をチェックしたところ、リビングから廊下へと続く扉と洋室の扉が飛び込んできました。そこで、Iさまともご相談し、「システムキッチンの扉(面材)と合わせるのではなく、リビングと洋室の扉に合わせた方が自然かも…」という結論に。実際に設置すると、空間全体のバランスが整いとても落ち着いた空間に仕上がりました。

 

[LDK]リビングダイニングからキッチンを見た様子です。キッチン背面にはオーダーいただいたカップボードを、キッチンカウンター左横にはカウンター収納棚を納品させていただきました。カップボードの面材は、右側のリビングと洋間の扉の面材と合わせているので、空間全体の統一感が高まりました。カウンター収納は、Iさまがご用意されるダイニングテーブルと同じ色味に仕上げています。

[カップボード①]収納扉がすべて開いた状態です。コンパクトながら空間を無駄にしないように、引き出しを多くしてプランニングしました。右下のオープン部には、ゴミ箱が収まる予定です。

[カップボード②]キッチンの入り口に立って撮影しました。左側のシステムキッチンの面材は鏡面仕上げなので、ツヤと光沢がありますが、左側のカップボードはリビングや洋間の建具の仕上げ材と揃えているのでマットな仕上がりです。木目の方向はIさまとも相談して、リビングなどの扉と合わせて縦木目にしています。

[キッチンスペース]一番左がリクリエイトにオーダーいただいたカップボードです。右側の扉と揃えているので、こうして並べても全く違和感がありません。仕上がりにはIさまもとてもご満足いただきました。

[キッチンスペース/平面図イメージ]キッチンを俯瞰で見た様子です。Iさまはパンがお好きとのことで、トースターの使用頻度が高く、カップボードとは別にトースターを置く台を設けたいとのことでした。そこで、腰高ほどの収納棚をオレンジに塗られた部分の手前に設置することに。しかし、ご覧のように、出っ張っている部分の手前に設置するとキッチンの出入りが窮屈になり、不便になってしまいます。そこで、設置場所をダイニングに変更することになりました。

[カウンター収納棚]無事に納品させていただいた、トースターを置くカウンター収納棚です。奥行はサイドのPS(パイプスペース)に、高さはキッチンカウンターに、色味はIさまがお持ちのダイニングテーブルに合わせて製作しました。最近はインテリア性の高い家電も多いので、今回のように飾るように家電を置くのもおすすめです。

[カウンター収納棚/内部①]マルチメディアコンセントが使えるように内部の側面には切欠加工を施しています。モデムやルーターなどダイニングから目隠ししたいものをそのまま棚の中に設置できるのはもちろん、ホコリなどから守る役割も。

[カウンター収納棚/内部②]棚板は配線経路を確保するために背板から20㎜離して製作しています。左側に開いている穴はダボ穴で、棚板の高さを変更できるようにしました。

[家具図面/カップボード]引き出しの数や高さもお客さまとイメージを共有して作成しました。真ん中には家電用のコンセント口がありますが、そのままだと下段収納がコンセントと被ってしまうので、家具の設置位置に合わせてコンセント位置を移設しています。

[家具図面/カウンター収納棚]内部の加工まで書き記しているので、家具を製作する職人とお客さま、それぞれの立場から製作内容が分かるようになっています。