大阪市福島区は、仕事や子育てをアクティブに楽しむ世帯が多く住むエリア。
今回ご依頼いただいたYさまも梅田エリアに程近く、なんばや心斎橋エリアにもアクセス良好な福島区の利便性と町の雰囲気を好まれてマンションをご購入されたようです。
ご依頼内容はテレビボードと一体型の大型壁面収納、使い勝手に優れたカップボードなどのオーダー家具と、エコカラットや姿見の施工。マンション側がおすすめするオプション内で依頼できる内容も含まれていますが、リビングダイニングに配置する壁面収納と相性の良いもので統一されたいとご希望をいただき、ご契約となりました。
まず、壁面収納にはテレビを壁掛けで設置できることが大前提でしたが、設置面を白くしてしまうと黒いテレビが浮いてしまう可能があったので、部分的に棚をブラックに変更。さらに、ガラス棚と鏡を用いたディスプレイ棚をアクセントに取り入れることで、都会的な雰囲気になるように意識しました。
キッチン背面に取り付けるカップボードは炊飯器や電子レンジなど、お手持ちの家電を採寸して棚のサイズをご提案させていただき、調理スペースが少ないというお悩みにお答えして天板下に引き出すだけで調理台になる棚を仕込みました。
リビングダイニングの一部壁面や玄関部分にも、同じ白でも柄の違うエコカラットを貼り合わせています。お住まい全体に白のディティールが活きる内装デザインに仕上がりました。
[リビング/壁面収納①]天井までしっかりと収納スペースになりました。リビングダイニングの細々したアイテムをまとめて収納できるので、他の収納家具を置く必要がないのもうれしいポイント。
[リビング/壁面収納②]例えば上段には頻繁には取り出さないアルバムや思い出の品、季節のアイテムを。下段にはテレビ周りで必要になるコード類やBlu-ray、DVDなどをまとめて収納できます。テレビの右サイドのオープン棚はブラックで揃えているので、書籍や写真など飾るものが映えるのでおすすめです。
[リビング/壁面収納③]左サイドのガラス棚は奥にミラーを貼っているので、奥行き感が出ているのが特徴。アクセサリーや香水などを飾るように収納したり、フィギュアなど、ディスプレイするものによって部屋の印象をアレンジすることができます。
[リビング/壁面収納のCGパース]事前にデザインのテイストや収納に関するご希望をヒアリングしてから、CGパースを作成してご提案しました。デザインと収納面を製作前にご確認いただくことで、納品後の間違いを防いでいます。
[キッチン/カップボード①]オーダーメイドの食器棚は、上段にアルミフレームガラス扉を採用しているので、程よく中身を目隠ししてくれます。面材は、レンジフード横に設置されている既存棚と、背面に来る洗面扉に合わせています。
[キッチン/カップボード②]下段収納部は食品のストックやペットボトルなど、重さのあるボトル類の収納に最適な深さ。天板下には、引き出せる調理台を用意しているので、料理の盛り付けの際にお皿を出したり、食器や食品の一時置きのスペースとして重宝します。
[キッチン/カップボード④]食器棚の背面は洗面スペースにつながる扉の開閉スぺースになっています。食器棚を設置することで、扉の取っ手が隠れないようにしっかりと計測してワイドサイズを確定しました。通常は、食器棚の上段は吊戸棚となり背板を壁面に固定するのですが、今回は洗面扉の開閉の関係で、側板を下段まで伸ばして固定し、上戸棚を支えています。
[キッチン/冷蔵庫上収納①]冷蔵庫のデッドスペースも吊戸棚を設置すれば立派な収納スペースに。棚板が可動式なので、高さのないホットプレートや卓上コンロなどを収納するのにおすすめです。
[キッチン/冷蔵庫上収納②]吊戸棚の奥にあるコンセント口を潰さないように、一部をくり抜いたデザインに。冷蔵庫への配線はもちろん、棚の中にもコードが伸ばせるので、収納物の幅も広がります。
[ダイニング]壁面にエコカラットプラスのストーンⅡ(アイボリー)を施工しました。カラーにはアイボリーを選び、キッチンのダークブラウンと、リビング壁面収納の白がしっくり馴染むように。
[玄関]スリムな姿見と、流れるような模様が可愛らしいエコカラットプラスのパールマスクⅡ(パールホワイト)を施工しました。扉を開けた時に、パールのような美しい光沢感が目に入り、上品な住まいのはじまりを予感させます。
[造作家具図面]概算お見積りをお渡しする際に簡易的な図面を作成する場合もありますが、最終の図面は内覧会に同行して実測を行ってから。リクリエイトでは、必ずお客さまに最終図面のOKをいただいてから、家具職人に製作依頼を掛けるようにしています。