住まいのリノベーションと
オーダーメイド家具製作

株式会社Re-create

大阪市中央区A邸|リノベーション|リビング拡張&可動間仕切りで「もしも」にスマートに備える

DETAILS施工詳細データ

場所 大阪市中央区
施工期間 4週間
施工箇所 リビングダイニング、キッチン、洋室、トイレ、洗面室、廊下、玄関
施工内容 リビング東西の壁面解体、可動間仕切りの取り付け、スピーカー付ダウンライト施工(電気工事)、各所タイル&ミラー施工、冷蔵庫の位置変更、造作家具取り付けなど
造作家具 カップボード、洗濯機上吊戸棚
カテゴリー マンション

今回ご紹介する大阪市中央区Aさま邸は、リビングダイニングと、隣接する洋室の間仕切り壁を大胆に解体して、リビングダイニングをグンと拡張した住まい。

解体した壁面には、Panasonicの可動式間仕切り開閉壁「スクリーンウォール」を取り付け、突然の来客時や、祖父母の来阪(宿泊)の際にゲストルームとして活用できるようにプランニングしました。マンションの場合、このように「いざという時」のためにどのように備えるかはとても大切な問題です。

できることなら、きちんと来客用の和室や小さな床の間を設けたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、面積が限られたマンション空間では頻度の低い「もしも」のために、一つの部屋を常に空けておくことは現実的ではありません。今回のAさま邸のように、可動間仕切り壁で普段生活しているスペースの一部を個室化できる工夫を添えることが受け入れやすいアイデアです。

 

さて、Aさまの場合、リビングダイニングを広げるためにもう一つプランをご提案いたしました。それは、リビング西側の「ふかし壁」を解体し、壁の厚みを薄くするというもの。

 

 

こちらが今回の工事内容を記した「仕様図」です。図面右側のリビングダイニングの柱部分の凸まわりに青い線が走っており、こちらが仕上げ壁のラインで「ふかし壁」となります。

この「ふかし壁」とは、マンションの躯体壁(構造壁)から仕上げ壁の間にすき間を設け、仕上げ面をグッと手前に出した壁のことを指します。もちろん何らかの事情があってふかしている場合もあるので、壁の解体の際には念入りに確認する必要があります。今回は、平面図と現場の状況を見たところ、西側の柱側壁面を解体しても問題ないと判断できました。

また、Aさまはリビングダイニングの中で、ダイニングテーブルを横向きにレイアウトしたいというご要望でしたので、ふかし壁の厚みを減らして、空間にゆとりが生まれることで、希望通りの家具の配置を実現することができました。

 

その他にも、リビングダイニングには、スピーカー付きダウンライトの設置や、リビングからの視点を意識したデザイナーズカップボードの設置と、冷蔵庫の位置の変更、さらに、玄関や廊下、洗面室に美しいタイル装飾と間接照明をプランニングさせていただきました。さっそくお住まいの全貌をご覧ください。

 

[リビングダイニング①/壁面解体&スクリーンウォールの設置]正面開口部は今回のリノベーション工事で解体した壁面。洋室内右側の梁の一部分を綿密に計算した上で解体し、開閉式の間仕切り壁を寄せて収納できるようにしました。通常、梁の内部にはダクトや配線が通っている場合が多いのですが、今回は運よく予定していた部分をキレイに撤去できました。

[リビングダイニング②/テレビ設置面]リビングダイニングと一体化した洋室には、一面に高級感あふれるタイル(平田タイル/RVS-4590G)を施工。天井を折り上げ天井に造作工事し、目に優しいライン照明で、タイルを美しく照らします。

[リビングダイニング③/テレビ設置面とニッチ]テレビの壁掛け面です。こちらもリビング同様ふかし壁でしたので、隣室との壁の内部の奥行の計り、新たにニッチを設けました。こちらにAV機器やハードディスクを収納すれば、配線もすっきり収まるでしょう。マルチメディアコンセントもテレビの配線を考慮してニッチ下に移設しました。

[リビングダイニング⑤/ダウンライトと配灯計画]リビングダイニングは洋室とのバランスや家具のレイアウトに合わせて照明プランを練り直し、既存のシーリングライトは撤去。一部のダウンライトはAさまこだわりのスピーカー内蔵タイプを取り付け、照明スイッチも使い勝手を考えた上ですべて別口で設けて連動させました。

[リビングダイニング⑥/ふかし壁の解体&収納棚の設置]写真正面の柱部分は壁の厚みをなくした部分です。左側にはスペースに合わせて収納棚を設置し、細々したアイテムをすっきり収納できるように。また、窓側の梁下にもダウンライトを設置し、部屋全体が均一に照らされるように仕上げました。

[リビングダイニング⑦/キッチンからの視点]システムキッチンの扉、リビングダイニングのドア、新たに設けたられた可動式間仕切り壁、すべてがダークブラウンで統一されているので、空間全体に一体感がありますね。ダウンライトの灯りとの相性も抜群です。

[キッチンスペース①/カップボード]キッチンにもプランナーとAさまのこだわりが詰まっています。まず、お手持ちの家電に合わせた有効内寸、置き場所に困るゴミ箱(KEYUCA arrots ダストボックス ゴミ箱 27L)の設置スペースの確保。Aさまご夫婦は背が高いのでカウンター高を通常よりも高いH1050に。オープン部の背面にはお手入れがラクなキッチンパネルを、アクセントとなるカラーを選んで貼り合わせ、吊戸棚部分はリビングから見えるのでシンプルで清潔感のあるホワイトカラーでデザインしました。

[キッチンスペース②/動線や視線を意識して冷蔵庫位置の変更]カップボードはフルオーダーなので、下台と吊り戸の面材をそれぞれ異なるものにすることもOK。今回は、吊戸棚部分をホワイトにすることで圧迫感を軽減しました。また、お部屋の引き渡し時、冷蔵庫の位置は現在のカップボードが置かれている左側部分でした。しかし、左側のトール収納とカップボードを隣り合わせにした方が収納スペースがまとまり効率が良くなることと、リビングから見たときに冷蔵庫上のデッドスペースが目立つことが美しくないので、冷蔵庫を右側に寄せることに。

[キッチンスペース③/リビングからの視点]冷蔵庫をキッチン奥に配置変更したので、リビングから見てもカップボードの美しい吊戸棚が見えるのみ。冷蔵庫はどうしても生活感が出てしまうので、配置を変えることで空間全体のデザイン性も高まりました。

[キッチンスペース/カップボード図面]

[洗面室①/モザイクタイル]洗面台のチャイルドミラー部分は美しいモザイクタイル(名古屋モザイク/GALAXY MOSAIC/OVI-T5015)を。モザイクタイルはある程度ランダムでデザインされているのですが、できるだけAさまのお好みに添えるようにモザイクタイルは納品後、プランナーが一つひとつ検品を行い、Aさまにもご確認をいただいた上で施工を進めさせていただきました。

[洗面室②/洗濯機上吊り戸]吊戸棚は使い勝手と収納物に合わせて、内部を区分けしました。ハンガーバーも設けているので、引っ掛けて収納するハンガー類の収納場所もしっかりと確保してます。

[洗面室/洗濯機上吊り戸図面]

[玄関&廊下①/タイル&ミラー&ダウンライト]玄関にも上品なデザイン性を持たせたいと、壁面にタイル(アドヴァン/ホワイトエクスペリエンス ミックス/WE-01EAM)を施工しました。また、既存のシューズボックスの下にも間接照明を仕込み、足元が淡く照らされるように。左手壁面には、身だしなみやコーディネートのチェックに欠かせない大型の姿見を設置。間接照明の灯りがミラーに当たって、玄関を広く見せています。

[玄関&廊下②/タイル&ダウンライト]玄関正面にはダウンライトを一灯新設。壁面をタイルにしたことで、ダウンライトがスポットライトのようにタイルを照らし、まるでアートを飾っているかのよう。

[玄関&廊下③/廊下側からの視点]右側の壁面はタイルを角部分で終わらせるのではなく、右手前のドアまでキレイに施工して、玄関からの流れが生まれるようにしました。また、通常タイルを施工した場合、フローリングとの接触部分に巾木を取り付けるのですが、今回は仕上がりの美しさを重視して巾木をなしに。その分、タイルの納まりが少しでも歪むと違和感が出やすいのですが、タイル職人が匠の技で美しく収めてくれました。

[リノベーション前の様子]